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各種予防接種

Vaccination

各種予防接種|千早の皮膚科・泌尿器科・アレルギー科のクリニック|つだクリニック

各種予防接種

帯状疱疹予防接種

帯状疱疹予防のワクチンは2種類あります

帯状疱疹はどのように起こるか?何が原因か?どう予防するか?

帯状疱疹のイラスト

水痘と帯状疱疹は同じウイルスによる病気です。水痘が治ってもウイルスは体内に残ります(中年以降の方の90%以上がこの状態)、それが何らかの拍子に活動を再開すると帯状疱疹を発症します。潜んでいるウイルスを抑え込むのは免疫の力です。それが弱まると帯状疱疹がおこりやすくなります(高齢者に多い理由)。したがって、水痘・帯状疱疹ウイルスに対する免疫を高めれば、帯状疱疹の発症と重症化を予防できるはずです。帯状疱疹のあとに頑固な神経痛が残ることがあります(帯状疱疹後神経痛)。これが一番つらい症状です。

帯状疱疹予防ワクチンの種類

  • 水痘ワクチンを流用する:
    弱毒性ウイルスの生ワクチン(国産) 1回接種
  • シングリックス:
    遺伝子組み換え法の不活化ワクチン(MSD社製) 2回接種

2つのワクチンの共通点は?

注射で投与し、水痘・帯状疱疹ウイルスに対する特異的な免疫力を高めます。
いずれも、50歳以上の方に使用できます。

2つのワクチンの違いは?

ワクチンの効果 副反応 金額(税込)
水痘ワクチン やや弱め ごく軽い 8,000円
シングリックス 非常に強力 かなり強い 22,000円×2=44,000円
水痘ワクチン
ワクチンの効果 やや弱め
副反応 ごく軽い
金額 8,000円
シングリックス
ワクチンの効果 非常に強力
副反応 かなり強い
金額 22,000×2
=44,000円

※料金に於いては最近各自治体で補助がある市町村がありますので、ご確認ください。

インフルエンザ予防接種

フルミスト

経鼻ワクチンのイラスト

当院では従来の注射によるインフルエンザワクチン接種の方法に加え、今シーズンから、鼻に噴霧するタイプのインフルエンザワクチン「フルミスト」の接種を開始します。海外では早くから実用化されていますが、「痛くないワクチン」として日本でも話題になっています。なくなり次第終了ですので、ご了承ください。

「フルミスト」どんなワクチン?

「痛くない」インフルエンザワクチン

フルミストの写真

当院では従来小学生以上の方を対象に注射針によるワクチン接種を行っていましたが、今年から2歳以上の方にも「フルミスト点鼻薬」を使用してワクチン接種がで可能になりました。フルミストは、0.1mlを両鼻に1回ずつ噴霧することで接種が完了します。
フルミストは針を刺さないため、「痛くない」というメリットが期待されています

フルミストは2003年にアメリカで、2011年にヨーロッパで認可されたもので、今秋から日本でも接種可能になりました。

経鼻弱毒生ワクチン

従来の注射インフルエンザワクチンは不活化ワクチンですが、フルミストは弱毒化された生きたウイルスで免疫を作るため、弱いウイルスに感染したような免疫応答を起こします が、流行しているインフルエンザウイルスと株が違っても発症を軽症化させる作用があります。

フルミストのメリット

「痛くない」というに加え点フルミストは、1シーズンに1回接種で終了です。従来のワクチンだと13歳未満の場合、2週間後に2回目の接種が必要になりますが、1回で完了するので、次回のご予約は不要になります。

対象年齢

日本で認められているフルミストの投与対象年齢は、2歳~18歳です。2歳未満の子どもに対しては使用が認められていません。

接種できない人は?

  • 極度の鼻づまりの症状がある方
  • アレルギー体質の方(卵)やアナフィラキシーの既往の方
  • アスピリン服用中の方
  • 免疫力低下の方や、免疫力が低い方が身近にいる方。
  • 喘息の診断を受けている方
  • 妊娠中の方

副反応は?

主な副反応ですが、フルミストは上記のように鼻に極弱い毒性のウイルスを投与するため1~2週間程度は鼻からウイルスが排出されます。
副反応で軽いインフルエンザのような風邪症状(鼻水や咳など)が出現した場合、インフルエンザ抗原検査が「陽性」になってしまう可能性があります。
このため免疫力が低下している人が身近にいらっしゃる場合には感染させる恐れがあるので、このワクチンの使用を慎重に検討して下さい。

点鼻の後にクシャミしても大丈夫?

粘膜に直接噴霧する為、クシャミの可能性は大いにありますが効果に問題はありません。喉に垂れたとしても飲み込んでも問題ありません。

従来の注射ワクチンとどちらが効果が期待できるの?

そもそも、ワクチンは実際に流行するインフルエンザの種類によって変わってきます。(一般的にインフルエンザはA・Bと分けられますが、実際はAやBの中にもさらに細かい分類があります)
しかしながら、フルミストが生きたウイルスで免疫を作る為、流行してるインフルエンザと株が違ったとしても症状を軽症化させると言われています。 注射か点鼻のどちらが優れた予防効果を発揮するかは、インフルエンザウイルスは主に、気道粘膜に感染しますが、鼻腔に直接免疫をつけるフルミストは、従来の注射でのワクチンによって誘導されるIgG抗体だけでなく、気動分泌型のIgA抗体も得られるため、予防効果が(特に小児において)高いと考えられています。海外では2歳~8歳の方に対してはフルミストの方が推奨されているようです。

当院では特に、点鼻での接種を推奨するわけではございませんが、今まで小学生以下の方の予防接種のご要望が多く、今年から日本で認可されたので導入するきっかけとなりました。
以上の事を踏まえご質問等ありましたら、お気軽にお問い合わせください。